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代替肉を巡る特許の争い

10月 8, 2022
代替肉

代替肉を巡る特許の争い

以前、時々お話する機会をいただいているクラハでも話題になった代替肉業界の特許の争いについて、

代替肉の現状

その後どうなっているのか気になったので少し調べてみました。

現在Impossible Foodsが競合他社Motifを訴えた特許侵害訴訟に関連して、MotifはアメリカのIPRという制度を用いてImpossible Foodsの特許をつぶしにかかっており、そのIPRの帰趨について調べてみました。

IPRについては、Patent Trial and Appeal Boardから、該当特許番号(今回であればImpossible Foodsの特許番号の10863761)を上のSearchボックスに入力し、Searchマークをクリックすることで、関連文書をチェックすることができます。

その結果、今年の4月20日にMotifの行ったIPR申請書に対して、Impossible Foodsは7月29日にPreliminary Responseを提出しているようです。

内容については詳細を追いきれていないのですが、IPRで主張できる無効理由はもともと限られており(新規性、非自明性)、Motifはメインクレーム1について、新規性、非自明性違反の両方から真っ向勝負をしかけているようです。そしてもちろんImpossible FoodもPreliminary Responseの中で、Motifの挙げている引例について、例えば引例には動物の筋肉が含まれているが、我々の技術は”muscle replica”というように、動物由来の筋肉は含まれていないといった感じで、真っ向から反論しています。

IPRは通常開始から12か月以内に最終決定がなされるので、おそらく来年の春には決定がでるか、それまでに両社が和解をするかなど、今後も本件の帰趨を見ていきたいと考えています。